2016年09月28日
ミネルヴァ解説本の再版について
ご無沙汰しています。普段同人誌の告知ばかりですが、今日は新しい試みとして電子書籍のご案内。今月からBOOKWALKER様での電子書籍運用を始めました。萌衛星図鑑に収録できなかった、小惑星探査ローバー「ミネルヴァ」の擬人化解説本です(2007年発行)。”試し読み”部分だけでも結構ボリューム有るので、未読の方はぜひ(下の画像からBOOKWALKER様のサイトへ飛びます)。
小惑星探査ローバー「ミネルヴァ」といっても最近の方には説明が必要かもしれません。ミネルヴァとは小惑星探査機「はやぶさ」に搭載されていた小型ロボット。
粉ミルク缶サイズで、車輪や脚は無く、内部の弾み車を利用して小惑星イトカワ地表をぽんぽん跳ねて探査を行う予定でした。市販の汎用電子部品(ノートパソコンのカメラなど)を小改修して搭載し、開発費を極限まで抑える試みも当時としては画期的でした。
しかしながらこのミネルヴァはイトカワに投下されたものの狙いがはずれ、失敗。そのまま宇宙に投げ出されイトカワ探査を行わないままにミッションを終えてしまいました。
もともとこのミネルヴァは「はやぶさ」の正式ミッションとはちょっと異なりオプション扱いだったこともあって露出が少なく、また「はやぶさ」を扱った映画などでは殆ど触れられないままに終わっているので当時ですらあまりメジャーな存在とはいえませんでした。
それでもミネルヴァミッションは理学的にはともかくとして、工学的には多くの成果を残しました。ミネルヴァは「はやぶさ2」にも引き継がれ、なんと三機ものミネルヴァⅡが搭載されているのがその証左といえるでしょう。ミネルヴァⅡは2018年夏のリュウグウ到着を夢見ながら「はやぶさ2」の懐に抱かれて今も一緒に旅をしている最中です。
この本は発行が8年前なので正直イラストとか恥ずかしいのですけど、自分自身も現代萌衛星図鑑 でほとんど触れられなかった心残りと、2年後に備えての予習も含めてまだ意味があるだろうと思い電子書籍という形で再版することといたしました。
ちょっとでもお役にたてば嬉しいです。
小惑星探査ローバー「ミネルヴァ」といっても最近の方には説明が必要かもしれません。ミネルヴァとは小惑星探査機「はやぶさ」に搭載されていた小型ロボット。
粉ミルク缶サイズで、車輪や脚は無く、内部の弾み車を利用して小惑星イトカワ地表をぽんぽん跳ねて探査を行う予定でした。市販の汎用電子部品(ノートパソコンのカメラなど)を小改修して搭載し、開発費を極限まで抑える試みも当時としては画期的でした。
しかしながらこのミネルヴァはイトカワに投下されたものの狙いがはずれ、失敗。そのまま宇宙に投げ出されイトカワ探査を行わないままにミッションを終えてしまいました。
もともとこのミネルヴァは「はやぶさ」の正式ミッションとはちょっと異なりオプション扱いだったこともあって露出が少なく、また「はやぶさ」を扱った映画などでは殆ど触れられないままに終わっているので当時ですらあまりメジャーな存在とはいえませんでした。
それでもミネルヴァミッションは理学的にはともかくとして、工学的には多くの成果を残しました。ミネルヴァは「はやぶさ2」にも引き継がれ、なんと三機ものミネルヴァⅡが搭載されているのがその証左といえるでしょう。ミネルヴァⅡは2018年夏のリュウグウ到着を夢見ながら「はやぶさ2」の懐に抱かれて今も一緒に旅をしている最中です。
この本は発行が8年前なので正直イラストとか恥ずかしいのですけど、自分自身も現代萌衛星図鑑 でほとんど触れられなかった心残りと、2年後に備えての予習も含めてまだ意味があるだろうと思い電子書籍という形で再版することといたしました。
ちょっとでもお役にたてば嬉しいです。
shikishima_ld at 02:34│Comments(0)